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vivliostyleを使って技術書を爆速で執筆開始するためのリポジトリを公開しました

技術同人誌や評論同人誌、やってみたいと思ったことはありませんか?

でも、「WEBサイトや増田ならともかく、原稿の作り方が分からない」そう思う人は多いと思います。

そんな人たちのために、Markdownファイルで原稿を作るだけで本文入稿用のPDFを作成できるボイラープレートを作成しました。

コミケの評論島や、技術書典を更に賑やかな場にしていければという思いで、C100の原稿から汎用的に利用できる部分を抜き出し、公開しました。

vivliostyle-techbook-boilerplate

GitHubにテンプレートリポジトリとして公開しています。

github.com

テンプレートリポジトリはGitHub固有の機能で、公開されたリポジトリを元に一切のGit履歴なく自分のリポジトリを作成することができます。

publicリポジトリとして公開されたリポジトリをfolkする場合、GitHubでは必ずPublicとする必要がありましたが、テンプレートリポジトリではPrivateかつ元のリポジトリとの関係を無くして自分のコードを書くことができます。

同人誌の執筆という特性上、コンテンツを公開することは適切でないため、テンプレートリポジトリとしての公開を選択しました。

vivliostyleとは

CSS組版という概念を実現するためのnpmパッケージです。

vivliostyle.org

最新 Web 標準技術により、電子出版や Web 出版のための 新しい組版システムを作るオープンソース・プロジェクト

物理的な印刷物を作るためには、RGBではなくCMYKの世界でカラーを扱う必要がある他、ブラウザではなく業務用プリンターでレイアウトを再現するために、固有のノウハウが必要でした。

一方でWEBエンジニアがこの領域に明るいことは稀です。このギャップを埋めるために、WEB開発の知識、すなわちHTMLとCSSで印刷レイアウトを表現・作成(いわゆる組版)するための手段としてCSS組版が編み出されました。

VivlioStyleは、追加の文法を一切学ぶことなく、CSSの世界とMarkdown文法さえ分かっていれば、原稿PDFを作成することができるソフトウェアです。

Why boilerplate?

VivlioStyleと既存のテーマを用いることにより、本文のPDFを作成することは可能です。

しかし、印刷用フォーマットのPDFをビルドするCLIコマンドオプションの選択、自動的に日本語校正の設定、印刷用フォーマットのPDFビルドの前提となるPuppeteerの依存ライブラリインストール、Gitの特性を活かしたブランチごとのプレビューCIパイプラインなど、実際の執筆を快適に行うためには多くの設定が必要となります。

また、これらの設定を行うにあたり、本業の開発に最適化したローカル環境に手を入れた結果、思わぬ副作用を生んでしまう可能性もあります。

このリポジトリは、Public PreviewとなったばかりのGitHub Codespacesの設定を追加することで、ローカル環境を一切変更することなく原稿のビルド環境を構築するために作成しました。

様々な依存関係をグローバルインストールすることによる心配事を、完全に払拭しています。

使い方

GitHubリポジトリのREADMEを参照してください

制限

GUI環境ではないため、VivlioStyleの機能の一つである、ブラウザプレビュー機能は利用できません。

また、ローカル環境にインストールされているフォントを使用することもできないため、WEBフォントの利用が前提となります。

Sponsorship

好奇心で設定しました。1ドルから寄付を受け付けていますが、利用に際して必須ではありません。

Windowsもクラムシェルしたい!

こんな記事を見かけたので、WindowsノートPC2台でクラムシェル運用を行っている身としてノウハウを残しておく。

2week.net

結論から言うとメーカーを選ぶ。

ただ、メーカー謹製のドックには(観測範囲では)ほぼ全て電源連動ボタンがついていたため、メーカーのドックを買えといえば解決するのかも。

HPノートブック

HPのThunderboltハブが、電源スイッチ代わりになる。

jp.ext.hp.com

廉価かつ、保証もしっかりしているThunderbolt3ハブとして大人気だったこともあってか、今では入荷未定になってしまっている…

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上部に電源ボタンがある

このドックは上部にLED付き電源ボタンがあり、ケーブル接続状態で長押しすることで閉じた状態の対応しているHPノートブックの電源を入れることができる。

電源が落ちている際はLEDも連動して消灯する(HP製ノートブックに限る)

ハブ自体のレビューはこちら

gensobunya-tech.hatenablog.com

ThinkPad

ThinkPadの場合は2通り選択肢がある。

1つは、HPと同じく純正ドックを使う方法。

www.lenovo.com

www.lenovo.com

もう一つは、UEFI設定から、電源につないだ際に起動するオプションを設定することだ

blog.treedown.net

"Power on with AC attach"という項目があり、電源ケーブルをつないだ際に電源がONになる設定がある。これをEnabledにすることでクラムシェル運用を簡単に行うことができる。投資もゼロ。

自分はこの項目を使っている

おまけ:Wake on LAN

よく議論されるが、実装が面倒だし失敗することもあるので毎日使っていると疲れると思われる。自宅内のNW機器が対応していないこともあるし…

なるべく何も考えたくないけどポイント還元は欲しい人のクレカと証券会社選び(2023 Update)

ポイ活は疲れた。

20前後のころはとにかくお得な決済方法やポイント還元、ポイントサイトを巡り歩いて1円でもお得になる手段を積み上げていた。

しかし、成長するにつれ出費を減らすのではなく収入を増やすことにフォーカスし始めると、人生のリソースは仕事(人によっては副業)に注いだ方がリターンが大きいし、自分のことばかり考えているわけにもいかなくなる。

かといって、過去にやってきた経験から完全な富豪ムーブ(節約や還元は無視)するのも精神衛生上よくない……10万円決済すれば1000円以上は戻ってきてほしいというように、脳がトレーニングされている。

何も考えずに、なるべくお得に決済をする方法はないか…?と考えてたどり着いたのがこの記事の内容。最大効率ではないがそれなりのお得度になることを目指し、決済手段の使い分けをなるべくしないことを主眼に置いている。

TL;DR

クレジットカードで年間200万円以上決済する人を想定。それ以下の場合別の最適解があるかもしれない。

やること

  • 三井住友のNL系プロパーカードを、年間決済額に応じて1枚だけ契約して使い倒す
  • SBI証券と連携して、クレカ決済で投信積み立てをする。たまったVポイントは全て投信購入に回す
    • 購入規模・投資対象は以下を読め

hayatoito.github.io

選定ポイント

  • 決済店舗ごとにカードを使い分けたくない
    • iDとVISAタッチをGooglePay/ApplePayで使えることが最低条件
  • クレカのポイントはただキャッシュバックに使うだけでなく利回りを重視
    • クレカ投信でポイントを稼ぎつつポイント投資で利回りを狙う
  • 還元条件で他サービスの契約状況に依存しない

au, docomo回線利用したら~~などの、定期契約を条件とした還元率アップは、サービスの選択肢を狭めるので考慮しない。

目次

  • 基本的なクレカ還元率
  • 各種Pay・非接触決済対応
  • 証券口座連動による利回り最適化・追加ポイント還元

なお、筆者はプラチナプリファードを使っているのでこれをベースに話す

基本的な決済に対する還元率

プラチナプリファードはまず、ほぼ全ての決済で100円につき1ポイントのVポイントが付与される。

また、プリファードストアなる特約店ではこれに加えて追加の還元がある。これが大きい。

主な対象としては

  • コンビニ(ローソンファミマセブン): +4%
  • ETC: +2%
  • ふるさと納税サイト(さとふる・ふるなび):+2%+4%(2023~)

が挙げられる。また、マクドナルドも+4%だし、各種カフェチェーンやスーパーも+1%の還元率UPが得られるため、1%以上のポイント還元がある決済はかなり大きなものとなる。iD決済とクレジット決済両方で還元UPの場合と、クレジット決済のみの場合がある点に注意。

昨年は、年末にふるなび・さとふるの還元率が+6%になったりと、かなり豪勢なキャンペーンが組まれたりもする。

www.smbc-card.com

年会費

プラチナプリファードの年会費は33000円と、かなりお高い部類ではあるものの、通常付与ポイントとは別に年間決済100万円ごと10000ポイントのボーナスポイントが付与される。

つまり300万円決済すれば年会費はほぼタダである。

年間決済額に応じてボーナスポイントというシステムで、1枚に決済を集約させるインセンティブが生まれるので、余計なことを考えなくて済むという副次的な効果もある。

各種Pay・非接触決済対応

三井住友カードの魅力は非接触決済の充実。iDもVISAタッチ決済も、スマートフォン経由で利用できる上に、余計なiDアプリやカード発行元謹製アプリではなくGoogle Pay, Apple Payで利用できる点が大きい

※2022/3からGoogle PayでもVISAタッチが利用できるようになった、神。

過去、dカードをメインに使っていたがiDアプリの起動は遅いわ端末引継ぎが面倒だわと、イライラするユーザー体験ばかりかつ、docomo回線があるとログインUXが低下して更にイラっとしていたため、OS開発元のアプリでノンストレスな体験になるだけで個人的にはポイントが高い

各種Payはクレジットカードから直接決済できるもの以外は使わなくなる。d払いとPayPayのクレジット払いを使えば大抵の局面で現金を出す場面はない。

例外は大きな還元キャンペーン時のPayPayや割り勘送金の時くらいで、この時だけはPayPay残高に銀行口座からチャージしている。

証券口座との連携

プラチナプリファードは、SBI証券で投信積立をクレジット払いで設定することで購入金額の2%5%(2023~)がVポイントで還元される。神施策扱いされていた、かつての楽天証券1%還元の5倍だ。

つみたてNISA枠の購入にも使うことができるので、資産運用を考えている人にはピッタリのカードだと思っている。

www.smbc-card.com

しかも、Vポイントで投信を購入できるサービスが今後始まるため、通常はカード支払い額からキャッシュバックするだけのVポイントを資産化することができる。

通常であれば1ポイント1円の価値だが、投資を行うことでポイント価値を向上させる余地が生まれる(必ず上がるわけではないが…)。PayPayのボーナス運用スタンダードコースがS&P500連動なので、連動投信を買えば理論上同じ動きとなるので、どれくらいのポテンシャルなのかイメージしやすいと思う。

prtimes.jp

2022年5月には、Vポイント1ポイント=1円としてSBI証券投資信託の買付に利用できる「Vポイント投資」の開始を予定しています

(追記) 2023年から積立に対するポイント還元率が5%に増え、年間3万ポイント還元できるようになって更にお得になった。ほぼ年会費をペイできる計算になり使わない理由がない。2024年からはクレカ積み立て分を全てNISA枠に収めることも可能。

雑な損益分岐点考察

プラチナプリファードは、年会費ペイと還元を考えると最低でも年間決済額200万円ほど必要になる。ただし、2023年から投信積立全力の場合は100万円程度でよくなったためもはやゴールドカードを検討に入れる余地すらない。

資産ポートフォリオをそこまで証券に振り分けられない場合に、ゴールドNLカード、NLカードで投信を積み立てつつ溜まったVポイントを更に投信に回す形になるだろう。

100万円決済は大抵の人がクリアできると思われるので、ゴールドNLをおすすめする。年間100万円以上決済すると年会費無料となる上、ボーナスポイントも10000ポイント付与されるので効率がいい。

ゴールドまでの場合、基本的な還元が0.5%に落ちるのと、特約店・投信積立の還元率が下がるデメリットがあるが、コンビニ・マックの還元率アップは規模が減るものの維持される。ポイントアップモールでネット通販でも還元を追加できる。

いわゆるゴールド特典も、空港ラウンジ程度しか使っていないのであれば特に気にすることはないだろう。

ポイントサイトに抵抗が無ければ、ハピタスで15000pt還元キャンペーンをやっている。

hapitas.jp

hapitas.jp

CCC嫌いな人へ

自分もCCCの個人情報管理に関する姿勢については強く危惧しているので、ポイント事業の提携に関しての発表を注視している。

もし本格的に「こりゃだめだ」となったらMarriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カードを使おうと考えている

www.americanexpress.com

とはいえ、2023からの積立投信還元強化はかなり嬉しいので、すこし三井住友カード維持に傾いた。

Shokz OpenRun Pro到着当日レビュー

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OpenRun Pro

GREEN FUNDINGクラウドファンディングに参加していた骨伝導ヘッドホンの雄、Shokz(旧:AfterShokz)の新しいフラッグシップモデル OpenRun Proが届いたので早速1日リモートワークで使い倒してみた。

Shokzとは

それまでの骨伝導ヘッドホン・イヤホンとは一線を画すクオリティと話題になったAeropexで一気に知名度を上げたメーカー。

耳が空くことによる自然な外音取り込みと、長時間装着しても快適であるという特徴がリモートワークでの会議シーンにマッチして、ガジェット好きのリモートワーカーの間で一気に好評を博し世間に広まっていった(と自分の観測範囲では見えている)。

今回リリースする新たなフラッグシップモデルと共に、旧名であるAfterShokzからShokzにブランドネームを変更した。

Unbox

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外箱

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化粧箱

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保管ケースが入っている

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専用の充電ケーブルをホールドする機構が設けられている

レビュー

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OpenMove(奥)とサイズ比較

以下のレビューは筆者が愛用して1年以上使い倒したOpenMoveとの比較となる。

前フラッグシップであるAeropexは参考程度にしか触っていないので、Aeropexユーザーが乗り換えたときの感触とは異なるであろうことを最初に断っておく。

着け心地

ファーストインプレッションは「軽く、優しい付け心地」

サイズ比較して分かるように、OpenMoveからは見るからにサイズが小さくなった。

重量はOpenMove, OpenRunともに29gなのだが、こめかみの締め付けが強烈でなくなったこともあって軽い装着感となっている。

また、OpenMoveでは音量が大きいときにビビりが発生して耳元がこそばゆくなっていたが、OpenRunでは音量を上げても物理的な振動は感じづらく、締め付けは弱いにもかかわらずフィット感はむしろ高く感じた。

音質

OpenMoveからの最大の変化が音質。

利用条件は主にリモート会議(中音域メイン)だが、特性を確認するために音楽も聴いてみた。

サンプルは全音域でまんべんなくうるさい岸田教団の曲をチョイス。

kisidakyoudan.com

会議レベルでは、高音域と空間処理はかなり進歩している印象を受けた。具体的には"s"と"th"の聞き分けがしやすくなったと言えばわかるだろうか。ブレス音が聞き取れるようになったのだろう。

相手が無指向の会議室マイクを使っているような場面では、臨場感が出るようになった。OpenMoveでは意図的に中音域のみを強くして人の声を聞こえやすくしていたことが感じられたが、OpenRunでは自然音に近づいている。

ただ、その結果として相手の音質の粗が目立つようになったはご愛嬌。マイク音質については録音してOpenMoveと聞き比べたが大した変化はなかった。

音楽鑑賞による確認

高音低音が行方不明になり1秒でまともな鑑賞をあきらめたOpenMoveに比べれば、ギリギリ音楽として聞けるようになったと言える。

ただ、その後Sony WH-1000XM4で本来の音を確認してから、OpenRunに戻ったら全てがスカスカに感じてしまうので、骨伝導の限界を感じた。

特に、ベース音がほぼ聞こえないあたり低音はまだまだ足りない。

あくまで、人の話し声が中心となるコンテンツを長時間楽に視聴するためのものか、もしくは運動中に安全に利用するためのヘッドホンという位置づけが本来の使い方になりそうだ。

充電

急速充電・10時間稼働がウリのOpenRun。

OpenMoveではスペック上の連続稼働時間が6時間と、1日中会議が入っている予定では1日持たず、昼間の充電が必須となっていたが、OpenRunでは必要ないはず。

ただ、1日目ではその急速充電・ロングランが活きる場面がなくこれはまだ実感できなかった。USB TypeC端子ではなくなってしまったので、充電ブースの工夫が必要になる点はネックか。

運動時

OpenMoveもOpenRunも同じくIP55, 前フラッグシップのAeropexはIP67で一定時間の水没に耐える規格だったが、変更されている点には注意

ただし、IP55であれば汗程度の水滴には耐えるので、運動中の汗や洗い流す水流には特に問題はない。

なお、自転車での利用はOpenMoveを購入した際に試したが、30km/h前後からは風切り音がうるさくなり、とても何かを聞くことのできる状態ではなくなる。よほどゆっくりとしたペースでもない限りサイクリング中にナビを聞くような使い方はできないとおもっていいだろう。

まとめ

OpenMoveからの乗り換えであれば、少なくとも買う意味はあったと思わせてくれる製品。

骨伝導ゆえの限界はあるものの、自然な外音取り込みを実現しつつ確かに品質が上がっている。Aeropexからの買い替え需要はわからないが、軽い付け心地になったので、バッテリーも相まって更なる長時間稼働が期待できそうだ。

Aeropexと同等の防水機能を持った後継機であるOpenrun無印も存在している。音質の向上はされていないが、水中利用を考える人はこちら

Pixel6購入!Pixel3からのデータ移行とFelica移行しました

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Pixel3から足掛け3年、Pixel6を新メインスマホとして購入しました。

元々はPixel5に期待したもののまさかのミドルハイレンジモデルで足踏みし、さらに1年待ってTensorという期待要素、事前の広報も結構気合が入っていたのでこちらもその分楽しみにして待ってました。

創立記念セールのクーポンが予約開始日に届かなかったり、ローカルガイドで同じクーポンが配られたりと色々イラつく場面もありましたが…

カメラはそこまで高機能でもなくていいので、Proモデルではなく無印を購入。

創立記念のキャンペーンコード5500円の割引に加えて11/7までのクレジット付与分割払いバージョン16000円分が付いてきたので実質53000円ほどでの購入。これでフラッグシップクラスが買えるのだからコスパは素晴らしい。

Unbox!

それっぽいことをしたかったんですが、端末引き出すのに手間取った。

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事前配布と同じポテチが緩衝材として入っていました。

ケースを同時購入した人はポテチが入っていないようでしたが、配送の箱がギリギリサイズだったので体積が足りなかったのでしょう…

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ポテチと本体のほか、「LINEMOの特別キャンペーン宣伝」「Google Oneの3カ月無料」「Google Storeの15%割引キャンペーンコード(!)」が封筒に封入されていました。

15%オフコードのおかげで、16000円分のクレジットの使い道を考えるのが捗りますね。素直にStandBudsを買ってもいいし、Nest Doorbellもいいな…

store.google.com

Pixel3からデータ移行

Pixel6の機能やらウリは既にさんざん大手メディアやブロガーがレビューしているので割愛。Pixel3から有線でデータ移行していく様子をレビューします。

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初期設定中に「旧Android端末から設定を転送」のステップがあるので、画面に従ってUSB TypeCケーブルで2台の端末をつないでいきます。

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アプリ、ローカル保存されている画像や動画・音楽、設定などほぼ全て旧端末から転送できます。

ちなみに、アプリはリストだけ転送され新端末のPlayStoreから同じアプリがインストールされる仕組み。ストア外アプリは移行されません。

それでも、ほとんどのアプリが内部のアカウント状態や設定を維持したまま転送できます。ホーム画面のレイアウトもそのまま移行されるのでほぼクローン。

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終了すると、旧端末側でエラーっぽいメッセージがでるのですが転送自体は完了しています。イケてない表示…

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この後、BitwardenAuthyを起動して認証情報を確認できるようにした後、普段使うアプリをいくつか起動して設定を埋めていきます。

Felica移行

Felicaサービスは自動転送の対象ではないので、元の端末で削除して、新端末で登録しなおします。

ローカルに残高を持つタイプの電子マネー、特にSuicaは機種変更手続きのために残高預けが必要なので事前に処理が必要。

iDやQUICPayも、個別アプリで登録するクレジットカードの場合は事前対応(サーバー預け)が必要なのですが、GooglePay経由で登録する場合は前端末で登録解除して新端末で再登録するだけです。後者しかもっていなかったので楽ちん。

最終的な移行リストはこちら。

  • Suica
  • ヨドバシゴールドポイント
  • モバイルdポイント(ローソンアプリ経由)
  • ANA
  • メルペイiD

旧端末の「おサイフケータイアプリ」からリストが無くなっていることと、「かざすフォルダ」の中身が空であることを確認して完了チェック。

個別多要素認証系の復旧

ネットバンキングやドコモの生体認証を再登録します。

これら5点を再設定しました。

Felica IC番号を使うサービスの再登録

docomo bikeshareなどがこれに当たります。端末内にデータはないけどICカードをかざすことで認証するタイプのサービス。ほかには余り思い浮かばない。

現地に行かないと再登録できないことが多いので、忘れていると結構厄介。

まとめ

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ポートレート撮影 by Pixel6

スムーズに作業を済ませたつもりで、結局1時間半ほど移行にかかりました。

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当時比較的コンパクトで軽量だったPixel3から重厚長大なPixel6に変わったので、両手持ちデフォに慣れるまで少しかかりそう。

でも大きい画面はいいですねー、情報量が多いし電子書籍が読みやすい。

Google Photo無制限バックアップの対象外になりますが、サービスも十分高機能化したので、容量がなくなり次第、素直にGoogle Oneで課金する予定。Pixel3はメルカリへGo。

ケースやガラスフィルムはあらかじめ用意していたものを開封直後に装着。

amzn.to

ガラスフィルム装着した場合は、設定からディスプレイの感度を上げておくことをしておかないと指紋認証の精度がかなり悪化するので注意。

Pixel6無印はProと違ってほぼ平面ガラスなので簡単に貼れました。ここは予想通り。

全体的にキビキビ動いてくれるので満足しています。

Flexispot EJ2とオーダー天板で電動昇降デスクを作るぞ(組立編)

前回までの経緯はこちら

gensobunya-tech.hatenablog.com

gensobunya-tech.hatenablog.com

天板の塗装まで終わったので、いよいよ組み立てに入る。

前準備

将来的な引越しを見据えて、鬼目ナットを使って取り外し可能な状態にしておく。また、ナットを埋めておくことで気分で変更したレイアウトを戻すことも可能になる。

つまり、付属の木ネジは使わない。新たにサイズの合う鬼目ナットと、ボルトを用意する必要があるが、Flexispotには先達の記録が大量に残っているため、規格調査は簡単に終了した。

sw1227.hatenablog.com

ホームセンターでM4x15mm,20mmのボルトとM4x10mmの鬼目ナット、それに6mmのドリルビットを購入。その他の道具はAmazonで揃えたり、自転車趣味の工具で賄った。

特にT字レンチは垂直に鬼目ナットをねじ込むのに大活躍してくれた。L字だと垂直が狂いやすい作業であったが、上からの力だけでねじ込めるT字ならズレたとき感覚でわかる。

作業手袋は大きな天板を扱うとき握力に頼らず摩擦力で保持できるので1人作業ではほぼ必須。とはいえ、工具を扱ったことのない人なら電動ドリルを使った方がよいだろう。

ナット捻じ込み

大まかな流れとしては

  1. 下穴の場所をマーキングする
  2. 下穴をあける
  3. ナットを打ち込む
  4. 足をセットしてボルトで本締めする

となる。不可逆作業は下穴をあけてナットを打ち込むまで。ここはセンターがずれないように、ナットが曲がらないように2x4の端切れで練習した。

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ドリルは12mm程度の場所にテープを貼って深く掘りすぎないようにする。参考記事に従ってドリルストッパーを使ってもよかったのだが、近場のホームセンターになかったのであきらめた。

amzn.to

練習したところで、脚の位置を決めてゴムで保護された穴の奥に届く長めのペンを使ってマーキングをしていく。その後練習通りに穴を穿ち、ナットをねじ込む。

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ここまでくればもう後は流れ作業だ。足をセットしてボルトを仮締めするときだけ、ズレていないことをお祈りした。幸い穴の遊びの範囲内に収まってくれた。

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一通りのネジが正常に入ることを確認した後、本締め、ケーブルセッティング、カバーの装着、コントローラーの装着と淡々と説明書通りにすすめていき、最後にひっくり返す。

床の養生を忘れずに!

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ケーブルハンガー

さて、電動昇降デスクの本懐である立ち仕事をするためにはデスク上につながるケーブルに上昇分の余裕がある必要がある。しかし、長いケーブルをすべての電源で確保することは現実的に難しいので、電源ケーブル1~2本とLANケーブル1本がいいところだろう。

その他のケーブル類は全てデスク天板付近で完結させる必要がある。

このケーブルハンガー製品は非常に多数出ているのだが、自分はElasticかつCheapな解決策を選択した。

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ケーブルとマグネットフックだけである。

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要件は満たした

適当なセットアップを許容し、尚且つどこからでもケーブルが出せ、取り外しや装着も簡単だ。安っぽいが、合理的である。どうせ見えない場所だ!

完成

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立ちモードは思ったより快適で、明らかな血の巡りを感じる。最高だ。今まで使っていたダークブラウンのデスクと違って部屋が明るく見えるのも非常に良い。

ケーブルネットに限界がきたら、真面目に裏にもナットを打ち込んでスチールラックをボルト止めする。

反省点

最高のものを作ろうとしたら、板については改善の余地がある。

今回は予算の都合上見送ったが、次回は間違いなく無垢材を買うだろう。集成材だと木目がそろわない分ちょっとした色の違いがシミに見えて気になってしまう(実際は色合いの問題なので1枚板ならそうは見えないはず)

また、切り欠きなどを作ってケーブルを逃がすギミックも欲しいところ。これは後からでもできるが、精度や仕上げを頑張れる自信がないから。

www.amazon.co.jp

Flexispot EJ2とオーダー天板で電動昇降デスクを作るぞ(塗装編)

前回

gensobunya-tech.hatenablog.com

塗装用具の仕入

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届いた品々

全くの素人だったので、ググりまくってミスしないような、楽になる装備を手に入れた。

ドが付く初心者なので、手順については公式のガイドに従った。

www.hoxan.co.jp

ワトコオイルでの加工はオイルフィニッシュといわれる手法で、簡単に仕上げるだけならばクリア層を上塗りしたりする手間はかからない(ワックスなどで仕上げる手法も存在する)

ブルーシートと紙ウエスだけは家に常備されているので心配いらず、新しく下記の品だけ購入した。

面積が大きいので、なるべく手間なく塗るために可能な限り大きな刷毛を選択。

ワトコオイルは200ml or 1Lの選択だったが、足りなくて買い足すのは嫌だったので1Lを購入。目安として200mlで2m2塗ることができるので、ギリギリ足りる計算では合ったがギリギリは怖い…

塗装

晴れている日を選んで駐車場で実施。

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簡易作業場

届くときに梱包されていた段ボールで養生しつつ、自宅に転がっていた2x4材のハギレですこし浮かせている。

表面を固く絞った紙ウエスで拭いて汚れを落とした後、ワトコオイルを塗布していく

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1回目の塗装が完了。15分放置した後拭き取り、さらに1時間乾燥させる。

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乾燥させている間の待ち時間に、バイクラックもオイル塗装をした。

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1回目が乾燥したところで、2回目の塗装としてウェット研磨を行う。塗装が乾いていない段階で耐水ペーパーを使って研磨することで、細かい凹凸を研磨した粒子で埋めてオイルが固めるという原理らしい。ウェット研磨後にまた拭き取りを行い、あとは乾燥させる。

1時間ほど経ったところで裏側も1回だけ塗装を行った(触る場所ではないのでウェット研磨によるすべすべ感にはこだわらなかった)

乾燥して出来上がったものがこちら。

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出来上がり

簡単に、ムラなく塗装が完了した。ナチュラルカラーを使っていたので、不自然な色にならず尚且つ飽きもこない雰囲気にできたと思う。

初回施工後の3~4か月後に1回目のメンテナンス塗装を行う必要があるらしいので、各種機材はその時のために保管が必要。

次回、組立編

gensobunya-tech.hatenablog.com