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天板の塗装まで終わったので、いよいよ組み立てに入る。
前準備
将来的な引越しを見据えて、鬼目ナットを使って取り外し可能な状態にしておく。また、ナットを埋めておくことで気分で変更したレイアウトを戻すことも可能になる。
つまり、付属の木ネジは使わない。新たにサイズの合う鬼目ナットと、ボルトを用意する必要があるが、Flexispotには先達の記録が大量に残っているため、規格調査は簡単に終了した。
ホームセンターでM4x15mm,20mmのボルトとM4x10mmの鬼目ナット、それに6mmのドリルビットを購入。その他の道具はAmazonで揃えたり、自転車趣味の工具で賄った。
特にT字レンチは垂直に鬼目ナットをねじ込むのに大活躍してくれた。L字だと垂直が狂いやすい作業であったが、上からの力だけでねじ込めるT字ならズレたとき感覚でわかる。
作業手袋は大きな天板を扱うとき握力に頼らず摩擦力で保持できるので1人作業ではほぼ必須。とはいえ、工具を扱ったことのない人なら電動ドリルを使った方がよいだろう。
ナット捻じ込み
大まかな流れとしては
- 下穴の場所をマーキングする
- 下穴をあける
- ナットを打ち込む
- 足をセットしてボルトで本締めする
となる。不可逆作業は下穴をあけてナットを打ち込むまで。ここはセンターがずれないように、ナットが曲がらないように2x4の端切れで練習した。
ドリルは12mm程度の場所にテープを貼って深く掘りすぎないようにする。参考記事に従ってドリルストッパーを使ってもよかったのだが、近場のホームセンターになかったのであきらめた。
練習したところで、脚の位置を決めてゴムで保護された穴の奥に届く長めのペンを使ってマーキングをしていく。その後練習通りに穴を穿ち、ナットをねじ込む。
ここまでくればもう後は流れ作業だ。足をセットしてボルトを仮締めするときだけ、ズレていないことをお祈りした。幸い穴の遊びの範囲内に収まってくれた。
一通りのネジが正常に入ることを確認した後、本締め、ケーブルセッティング、カバーの装着、コントローラーの装着と淡々と説明書通りにすすめていき、最後にひっくり返す。
床の養生を忘れずに!
ケーブルハンガー
さて、電動昇降デスクの本懐である立ち仕事をするためにはデスク上につながるケーブルに上昇分の余裕がある必要がある。しかし、長いケーブルをすべての電源で確保することは現実的に難しいので、電源ケーブル1~2本とLANケーブル1本がいいところだろう。
その他のケーブル類は全てデスク天板付近で完結させる必要がある。
このケーブルハンガー製品は非常に多数出ているのだが、自分はElasticかつCheapな解決策を選択した。
ケーブルとマグネットフックだけである。
適当なセットアップを許容し、尚且つどこからでもケーブルが出せ、取り外しや装着も簡単だ。安っぽいが、合理的である。どうせ見えない場所だ!
完成
立ちモードは思ったより快適で、明らかな血の巡りを感じる。最高だ。今まで使っていたダークブラウンのデスクと違って部屋が明るく見えるのも非常に良い。
ケーブルネットに限界がきたら、真面目に裏にもナットを打ち込んでスチールラックをボルト止めする。
反省点
最高のものを作ろうとしたら、板については改善の余地がある。
今回は予算の都合上見送ったが、次回は間違いなく無垢材を買うだろう。集成材だと木目がそろわない分ちょっとした色の違いがシミに見えて気になってしまう(実際は色合いの問題なので1枚板ならそうは見えないはず)
また、切り欠きなどを作ってケーブルを逃がすギミックも欲しいところ。これは後からでもできるが、精度や仕上げを頑張れる自信がないから。