ルーターの棚を無くしてリビングの見た目をスッキリさせたい、子供がケーブルをいじれないようにしたい、ルンバからケーブルを遠ざけたい…
様々な理由がありつつ、我が家ではこのすべてを実現するために、独身時代に妻が持っていたフルHD未満の化石TVリプレイスがついに決定した。
あまり広くないリビングを有効活用しつつ、キッチンからも見えるようにしたいという要望をかなえるため、壁掛け金具DIY設置を決意。
白羽の矢が立ったのは、スタープラチナのTVセッターフリースタイルだ。
という要望をかなえるのがメインだが、金具そのものに小物入れが搭載されており、ここを情報分電盤のケーブルエリアに見立てて、ゴチャつく部分を隠してしまおうという目論見。
バイクラックを壁に直付けした経験を活かし、金具そのものの設置は楽々終了。
下地探しやマスキングテープ、水準器に電動ドリルドライバー(インパクトまでは不要)があれば充分マニュアル通り作業できる。ドリルビットは何故か我が家に何種類もあるので困ることがない。
配線
今回重要になるのは配線設計。
可能な限り配線をテレビ裏で完結させるべく、小型の延長コードとUSB ACアダプタを組み合わせて壁掛け金具の小物入れ内から電源を取る。
ONU・無線AP・Switchbot Hub miniはUSB電源で稼働できるので、床近くのコンセントからはテレビ用・延長コード・ルーターの3本取り出しで済ませた。
電源に加えて、ONU用の光ケーブルと、1F無線AP・自室につながるLANケーブルをコンセント付近から引っ張る。さすがにここまでくると2系統必要だったので、垂直に上るところだけは配線隠しは2連。
あとは配線モールで地道にケーブル類を隠していく。
中華グッズの例にもれず、付属両面テープは全く役に立たないので、最初から3Mの剥がせる壁紙用両面テープを使うことを強くお勧めする。
大抵の壁掛けグッズには、アンカー付きの木ねじが付属しているが、家庭用ルーターの重量を支えるには大仰すぎるため、ピンフックを用いて固定。耐荷重1kgあれば充分。
あれやこれやして、高いところにブリッジモードのeeroを設置、ONUとルーターは背面に隠れる構成を実現できた。LANケーブルはいい感じの長さの柔らかい物に買い替え。
注文住宅であれば、情報分電盤や物置の一部を使って回線をまとめるところだが、気の利いていない戸建てでもテレビ裏の空間を使って、最大限配線と機器を隠ぺいすることができた。
特に、熱対策については閉鎖空間ではなくエアコンの冷風も直接当たる今回の構成の方が明らかにいいだろう。一般的には情報分電盤やそれに類する部分のエリア排気はちゃんと設計されているんだろうか?
断熱やら配線にこだわっていくと、必然的に住宅系Youtube動画を見まくることになり上っ面の知識だけはついてくる。ローン控除終わる10年後くらいに理想の家を建てられたらいいなと思わなくもない