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Nest Cam(Battery)にソーラーパネルを追加して電源不要の監視カメラを実現する

Nest Cam(バッテリー)

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Nest CamはGoogleストアで販売しているスマート監視カメラ。 「壁とマウント」「マウントと本体」がマグネットで吸着するため、鉄製の壁なら加工なし、通常の住宅の壁でも強力な下地なしに鉄板さえ追加で張り付ければどこにでも、無段階で角度をつけて取り付けができます。

この無段階というのがミソで、一般的な屋外監視カメラでは、首振りの角度で設置場所の制限が発生するところ、Nest Camはほぼどこにでも設置できて好みの画角に設定できるというメリットがあります。

AnkerやRingのカメラは、上下チルトや左右の振りに制限があり、追加でマウントを買わないと自由度が確保できません。

Pixelシリーズを買った時に大量に付与されるクレジットの使い道として購入して使っていました。デフォルトでは過去3時間のイベントごと録画しか記録できないため、Nest Awareはほぼ必須でしょう。

800円/月に値上がりしたのは痛いですが、顔認識や動画保存はNest Camのメリットを享受するために必須(というよりこれらがなければAnkerやRingでよい)です。

高度な自動化

Google Homeアプリでの自動化にカメラトリガーは実装されていませんが、ベータ版のスクリプトエディタからカメラの人物認識をトリガーにアクションを実行できます。

HomeのスクリプトエディタはWeb版のみアクセス可能です。これで帰宅したら自室の明かりがONになるように設定しています。

home.google.com

スピーカーから任意の音声が流れるようにしても面白いですね。

充電、取り外し、エリア再設定

Nest Awareを契約していると、人物以外にもカメラの物体検知がトリガーされた際にスマートフォンアプリで通知を受けられるのですが、大抵の場合は自宅の敷地外もカメラの映像範囲内に入っていると思います。

そこはどのメーカーでもあると思うのですが、カメラの撮影範囲内の特定のエリアを指定して、通知の有無を設定できます。

これで、自宅敷地内に人が映った場合のみ通知するという、一般的な監視カメラに求められる機能が実現できます。

通知用の検知エリアを設定できるが、充電すると画角が変わるので再設定必須

ただ、Nest Camは本体とバッテリーが一体化しているので、充電の際は本体を取り外してバッテリーを室内で充電する必要があります。

常時電源用のケーブルはあるのですが、AC側が無駄に大きく、一般的な日本家屋の防水コンセントには装着できません。ちゃんとフィードバック受けてるのか?

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しかも、充電のたびに取り外して、充電後に再度マグネット装着をすると画角が変わってしまいます。そうすると、前述のエリア設定も座標がずれてしまうので再設定が必要に…

大体2~3か月でバッテリーがゼロになるので、そのたびに再設定です。めんどい。

ソーラーパネルで充電から解放

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さすがに半年ほど運用して面倒になったので、ソーラーパネルで充電頻度を下げる作戦に出ました。

代償として、1日中日陰の位置には設置できなくなりますが、幸い我が家では排水パイプに装着できそうでした。

パイプは樹脂なので、防犯カメラブラケットを装着してそこにソーラーパネルとNest Camを装着しています。

ブラケットが鉄製なので、Nest Camはぺたっと貼り付けるだけでOKなのがうれしい。

夏場はカメラに高熱アラートが出ていましたが、ソーラーパネルで隠すことで夏場の熱問題の解決も狙ってます。付属ケーブルが無駄に長いですが、日差しから隠れるように巻いてます。

ソーラーパネルによるバッテリー寿命無限大へ

ソーラーパネルを接続するとバッテリーレベルが見えなくなる謎仕様

設置場所は南西側で、南側には隣家があるため冬場の直射日光は午後の数時間しか当たらないという環境。

それでも、10月~2月の間でバッテリーが一度も0にならないという快挙を達成!

寒気が強い日は低温アラートが来ることもありましたが、録画は常に継続できています。夏場はこれからですが、熱による問題を除けば冬より発電量は多いはずなので、年間無充電を計画しています。