プライベート用のPCをTsukumoのBTO PC(G-GEAR)に変更。
それにともない、デスク周りの環境を変更した。PC本体を床置きしてしまうと、ルンバと衝突したり、Flexispot の昇降に合わせたケーブル長を確保する必要があったりと、いろいろ不都合がある。
また、仕事用のPCは変わらずノートなので、モニターを含めた周辺機器を共有はマスト。
いろいろ手段を検討したが、シンプルに天板と一体固定してしまうのが早かったので、Flexispot の CH1 を使って天板下に吊るすことにした。
Flexispot CH1 取り付け
純正品ということで、取り付けが簡単であることを期待したが、届いた説明書を読んだところ、特にFlexispot本体と共締めするような機構はなく、天板に直接ねじ止めが必要だった。
若干の失望を持ちつつも、天板からPC上部のオフセットは昇降デスク本体のケーブルトレイとは接触しないように設計されていたので、気を取り直して作業していく。
作業自体はとても簡単で、2mmのドリルで下穴を開け、本体をねじ止めするだけ。脚の取り付けに比べれば一瞬だ。
デスク下のケーブルカバーや、昇降スイッチとの干渉もないのは流石純正。特にケーブルカバーとのクリアランスは少しだけ余裕を持たせつつ、かなり攻めている。
下準備:デスクトップPCにThunderbolt 4カードを増設
周辺機器共有はノートPCの場合、USB Type-C (10Gbps以上)のポートからドックを介して接続しておけば、ドックの接続先を変更するだけで済む。
自分の場合は、HP Thunderbolt 3 Dock 120W G2をずっと使っていた。
gensobunya-tech.hatenablog.com
ポート数・独自電源・HP製PC向けの電源連動など、スペックもいいし当時は非常に安価だった。(残念ながら今は廃盤)
一方で、タワー型のデスクトップPCにはThunderbolt端子が装備されていることは少ない。ノートPCやミニPCと違って、インターフェースが豊富なので基本的には不要だからだろう。
とはいえ、現在の作業環境はすべてこのドックを介しているので、この良さはそのまま流用したい。そこで、対応マザボを使っているBTOということで、G-GEARに白羽の矢を立てた。
また、ツクモのBTO PCは販売している状態から機器を増設しても、組み立て手順に問題がなければ保証が継続するという、流石の老舗サポートだった点も大きい。
購入したPCのマザーボードは「ASRock B660 Pro RS」。BTOオリジナルモデルだったが、変更点はSSDのヒートシンクのみ、いわゆる去勢はされていないと確認して購入した。
TB4カード互換性
Thunderboltカードをを増設する場合(ASUSとASRockしか見ていないが)、単純なUSB接続だけでなく、Thunderboltヘッダと呼ばれるものに増設カードを接続する必要がある。
つまり、マザーボード側もThunderboltカードの増設に対応している必要がある。B660にThunderboltヘッダはあるのだが、現行品のThunderbolt 4 AIC R2.0の対応品にB660 Pro RSの表記がない…?
サポートを切られたのかと思いきや、公式アカウント曰く更新が間に合っていないだけとのこと。
リストの更新が遅いだけで使えます!
— ASRock Japan (@AsrockJ) 2023年7月12日
手順書通り取り付け、ドライバをインストールしたところ、USB機器・ディスプレイ共に問題なくドック経由で認識するようになった
ドックのケーブル交換
HP Thunderbolt 3 Dock 120W G2は、本体からケーブルが生えているように見えて、実はケーブルを交換可能。
先駆者のブログを参考に、底部のカバーを外して交換。はずして分かったのだが、底部ポートからまっすぐケーブルが出ていないので将来的にかならず断線する仕様…自分のケーブルも被覆が破れていた。
Thunderbolt4からは、アクティブケーブル・パッシブケーブルをユーザーが意識する必要がなくなったため、遠慮なく2mのThunderbolt4ケーブルを購入して交換した。
ここは大容量のデータが流れるので、ケチらず信頼性の高いメーカーを使う。
まとめ
デスクトップ↔ノートPCでのケーブル付け替えだけで作業環境のスイッチが完了する状態を構成した。
懸念はケーブルの付け替えが面倒で、毎回デスク下にもぐる必要がある点。Thunderbolt 4 スイッチャーや、Thunderbolt ハブがあれば、手元だけでの変更も可能だが、現状2万円もかける価値があるかといわれると微妙…