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記事内のAmazonアソシエイト適格販売及び、Google Adsenseでお小遣いを得ています。

ベビーモニターの買い方と組み合わせ方

初めての子育てにあたって、自分たちの経験を信じられない新人ママパパとしてITを駆使して我が子の異常を検知しようという点で夫婦の意見が一致したので、新生児期から積極的にベビーモニターと呼ばれる機器を使ってきた。(この記事を書いている時点で3か月)

ベビーモニター業界は、同じような名前で商品を出しながらも、各社で機能が全く異なるので、検討になかなかの時間を使った。

備忘兼簡単な紹介として、検討過程を公開する。

欲しいのは異常センサーか?見守りカメラか?

ひとくちにベビーモニターと言っても、「カメラで映す」モニタリングと「何らかのメトリクスを監視する」モニタリングが世間では一括りにされている。

前者はわかりやすいホームカメラ(監視カメラでも良い)で、うつぶせ寝や無呼吸症候群なんかの検出が後者だ。

見守りカメラは、無線モニターを搭載している機種もあれば、クラウドサービスを通じてモバイルアプリで監視する大きく2種類がある。異常発生アラート機能があるものも、その場で通知するタイプとモバイルアプリに通知するタイプで分かれる。

  • 異常アラート方式
    • モバイル通知
    • アラーム通知
  • 映像モニター方式
    • モバイルアプリ
    • 専用モニタ

それぞれの方式のメリット・デメリットを検討して、家庭ごとに合ったものを選択することになる。

我が家の選択

結論から書くと、我が家の要件を分解した結果、新生児期から当面の間、目を離した隙や静かなときの異常を見分けるために「24時間の異常アラート」が必要で、一人で先に寝かせている間は親が遠隔(リビングなど)で様子を確認できる見守りカメラが欲しいという結論になり、Sense-Uの体動センサーキットと、babysenseの遠隔カメラを使っている。

ベッドマット型は寝ているときしか異常検知できないので、異常アラームはおむつに装着するSense-Uを使い、2か月過ぎあたりから先に寝かせるようになったタイミングで、睡眠状況を確認するためのbabysenseのカメラを購入。2Fリビングから専用モニターで1F寝室にいる我が子が入眠したか確認している。

特に見守りカメラは選定に悩んだ。最終的には異常検知機能はSense-Uで全て賄えることがわかったので、単機能のbabysenseカメラを選択。

専用モニターが無いと、アプリ経由でカメラ映像を見ることになると、せっかくの親の時間にスマホを占有されてしまうので、モバイルアプリ経由の視聴は合わないね、ということに。

以下、検討時の機能検討と感想。

見守りモニター型

各社、温度センサーや通話、入眠サウンドなどのおまけ機能もあるが、はっきり言っていらない(室温は別に検知可能)ので検討外にした。

Panasonic

  • 異常アラート機能なし
  • 映像モニター方式
    • 専用モニタ(インターネット不要2.4GHz)

panasonic.jp

老舗で安心感アリ。若干高価。

babysense

  • 異常アラート機能なし
  • 映像モニター方式
    • 専用モニタ(インターネット不要2.4GHz)

コストとシンプルな機能面からこちらを選択。おおむねPanasonicとできることは一緒だが、購入時はこちらの方が安かった。

CuboAi

  • 異常アラート機能
    • モバイルアプリ通知
    • 映像からAI処理で検知
  • 映像モニター方式
    • モバイルアプリ(インターネット接続必須)

顔覆われアラート、寝返りアラート、泣き声アラート、咳検出アラートなど、カメラ映像から様々な異常を検知できることが強み。

コンセプトは大変面白く、一介のITエンジニアとしては大変興味をそそられたが、専用モニタがなく夜の監視には使いづらいということで検討から落ちた。

多機能な分コストがかかるのだが、昼間は子供がリビングにいるので、異常検知機能が死んでしまうのも勿体なかった。カメラそのものがかわいいのはGood。

アドオンでマット下センサーも追加できる。

Sense-U

  • 異常アラート機能
    • モバイルアプリ通知
  • 映像モニター方式
    • モバイルアプリ(インターネット接続必須)

寝がえりやハイハイの移動アラートがついたカメラ。CuboAIより検出できる内容は(カタログレベルでは)少ない。同じくアプリからしか映像確認できないということで検討落ち。

センサー型

babysense

  • ベッド下センサー
  • 通知方式:音声アラート
  • インターネット不要

赤ちゃんを守る新生児・乳児用体動センサ | ベビーセンスホームshop.babysense.jp

ベッド下に敷くタイプの体動センサー。おそらく精度では最も良いが、前述の通り昼間に使えないので検討落ち。

Sense-U

  • おむつ装着型センサー
  • 通知方式:モバイルアプリ通知・音声アラート(ベース購入時)
  • センサーとモバイル端末1つをBT接続する場合はインターネット不要
    • 別途ベースを購入することでインターネット接続、複数人で通知+遠隔通知機能

我が家で利用している体動センサー。おむつに装着するので家のどこにいても利用できるという点で採用。大変に大きいメリットなので、以下のデメリットを飲み込みながら利用している。

うつぶせアラート・体動アラート・体感温度アラートが利用できる。うつぶせアラートはやや敏感。モバイルアプリもベースも危機感のあるアラーム音で通知してくる。

ベースを使わない場合、同時に1つのスマートフォンとしかBTペアリングできない。ベース連携することで複数人で利用可能とあるが、実態としてはアカウント共用してインターネット経由で通知を受け取っているのがユーザビリティの良くない点。

センサー1つにつきベースと連携するか、モバイルアプリで直接BT連携するか、二者択一というのもBad。ベース連携時はベースから離れすぎると通知が使えなくなるため、お出かけ時にセンサーから単体ペアリングしなおさないと機能しないのは良くない点。

まとめ

ベッドの見守りには上記の見守りカメラを使っているが、リビングの子供用スペースにはRingのチルト式屋内カメラを使っている。

ベビーマットのエリアくらいなら軽く広角で確認できるし、画面付きEchoデバイスから音声操作ですぐ確認できるのも良い。何よりモバイルアプリの出来がベビー系デバイスより格段に良くて感動する。

見守りカメラはともかく、センサーについてはあちらを立てればこちらが立たずという状況なので、決定版のようなものを出すメーカーがいてもおかしくないとは思うのだが、なかなかそうはいかないようだ。

Amazonらくらくベビーで出産前後のお礼管理が捗った(&その後のポイントがお得だった)話

あなたはAmazon らくらくベビーを知っているか

Amazon らくらくベビー」は、妊娠早期から赤ちゃんがいるママ・パパに向けて、出産や子育てに役立つ無料で登録可能なプログラムです。登録していただくと、条件をクリアすることで、おむつや粉ミルクなどの出産準備・育児に役立つサンプル詰め合わせの「出産準備お試しBox」が無料でもらえたり、登録者限定のポイントキャンペーンに参加することができます。

今年の前半に第1子が爆誕した際に、このプログラムを利用したところ、大変に助かったのでご紹介したいと思う。

筆者はこの記事を書いた時点でAWSジャパンに勤めているので若干手前味噌感が出てしまうのだが、育休を取っており会社から何か宣伝しろなどと言われた案件ではないことを断っておく。

メリットを3つ挙げておくが、後半2つについては既にお子さんのいる家庭でも使えるものだと思う。

便利その①:出産祝いの管理

Amazonで誕生日やお祝いのために欲しいものリストの共有をしたことがある、している人を見かけた人は多いと思う。いわゆる干し芋リストというやつ。

子供が生まれるというのは大変にめでたいことなので、各方面から大なり小なりお祝いを頂くことになる。

贈り物には当然お礼を返すのだが、出産直後というのは大変に忙しいので誰から何をいつもらったのかを管理するだけでも大変だ。

Amazon らくらくベビーでは、欲しいものリストを拡張したマイベビーリストが存在している。

これを使うと、出産準備グッズを漏れなく揃えられ、割引も受けられる(後述)というの点をAmazonさんはまず説明しているが、最も便利なのは、共有してギフトとして送られた際に誰から・どこから・いつ贈られたかを管理できることだろう。

欲しいものリストからギフトでもらった品物は、ギフト伝票とメッセージが同封されない場合、誰から来たか分からなくなってしまうことも多い。

しかし、共有したマイベビーリストから送られたギフトは、ギフトの送り元と日時がリスト内で「いただきものリスト」として保存される。後でお礼のメッセージや内祝いを返す際にも記録を見返すことができる。

出産してすぐの精神状態では、段ボールの中に入っているペラ紙1枚を失くさず管理するなんてことは不可能なので、大変に助かる。

ついでに、自分があらかじめ指定した商品で、購入済みのものはリストから消えるので、「もらったはいいが使ったことがない」「贈り物が被った」なんてことも無くなる。

便利その②:出産準備お試しBox

「マイベビーリスト」に一定量の商品を登録して、一定金額の買い物をすればサンプルの詰め合わせである出産準備お試しBoxをもらえる。

新人ママパパは、ベビーグッズやミルク・おむつを触るのも初めてということも多く、製品の善し悪しや特徴など分からないのだが、これを活用することで(生まれてくるベビーの好き嫌いを除けば)親が使いやすいものを理解できる。

サンプルを使って都合がよくなったものを追加注文していく。

便利その③:らくベビ割引

Amazon.co.jp が販売・発送する対象のベビー・マタニティ商品を2万円(税込)以上購入すると、以後の対象商品がプライム会員で10%、一般会員で5%割引されるシステム。制限は出産予定日の365日前から365日後の2年間で商品金額10万円まで。

ちょっと基準金額が高いのではと思うが、ベビー用品はあっという間にお金を吸い取るので問題ない。

割引開始までのハードルは低いが、割引対象商品はそれほど多くないのがネックなので、ミルクやおむつのような消耗品で割引条件をクリアしつつ、大物をらくベビ割引で買うのが良い。

また、らくらくベビー限定ポイントアップキャンペーンも長期間開催されており、現在対象商品購入で最大9,800ポイントがもらえるポイントキャンペーン(12/20 金まで)や、対象オムツブランド購入で最大5,100ポイントがもらえるキャンペーン(12/31 火まで)を開催している。

まとめ

Amazonでベビー用品を買うのであれば、登録しておいて損はない。

特に③は第2子・第3子を登録していった際にも使える(240日のクールタイムあり)ので、登録し損ねている人や、過去使っていた人でも再度利用できる。

ターゲットになっている人はぜひ登録しておいてもらいたい。

Amazon:らくらくベビー

リモートワーク&Zwiftデスクツアー2024

2024プライムデーを経てアップデートされたので、現在のデスク環境をまとめてみる。多分毎年やる。

勤務・ワークアウト量

  • 週1通勤、4リモートをベースに客先やイベント次第で前後
    • 現在は育休中
  • Zwift週2~3

見た目よりも実用性に振って構築。特に音声や入力IFは若干の遅延が気になってしまう方なので、有線接続を残している。 WEB会議がメインなので、安定性と低遅延のため有線LANのインターネット環境がマスト。

外観

有線接続を信じろ

34インチウルトラワイドモニタ+ノートPC画面のスタイルに落ち着いた。

プライベートのThinkPad T14sと仕事用のMacbook Pro(M1)で周辺機器をほぼ全て共用。地味に機器数が多く、有線LANも必要なのでHPのThunderbolt3ハブ経由ですべてのアクセサリを切り替える運用。

寝室が近く、明かりも声も気を遣う場合があるので、BenQのモニターライトが作業灯がわり。

夜中にPC作業するには十分な光量

Zwiftスタイル

エルゴトロンLXモニターアームをフルに使って、外部モニタをローラー前に移動。ローラー中の音声出力はもっぱらOpenRun Proを使って聞いている。ワークアウト中でも聞こえる音量だとリビングに響いてうるさいと指摘を受けたため…

部屋に設置されているダイキンのエアコンがサーキュレーター兼用タイプなので工業扇がなくとも十分な風量を確保できている。

大物

Flexispot EJ2

リモートワーク中期に購入した昇降デスク。天板はマルトクショップのオーダー品。当時は純正天板に望みのサイズ(140x70)が無かったが、今なら純正竹天板でも良いかなと思える。

天板の磨きやオイル加工については作成当時の記事に書き留めている。

gensobunya-tech.hatenablog.com

ただ、今となっては、E7E7Hのようなハイグレードを選んでいればよかったと思っている

EJ2は最低高がそこまで低くないが、椅子のシルフィーと合わせて、店頭で肘置きと天板がほぼツライチになることを確認していた。ただ、裸足で座った際は、靴を履いて座った時より数センチ低いほうがしっくりくるということに気づけなかった。

※EJ2の最低高が69cmに対して、E7シリーズは58cm。

Flexispot CH1 + Razar Core X + RTX 4070

プライベートPCに接続するeGPUキット。机の上はスッキリさせたかったので、Flexispot CH1を使ってデスク下に吊り下げ。

本来はタワーPCをセットするためのキットで、高さがあっていないがそれなりに安定して固定できるのでeGPUボックスでも続投させた。ケースを90度回転させることができるので、取り付け後にケーブルを抜き差しするのも楽。専用品なのに天板にねじ止めという点を除けばよくできている。

gensobunya-tech.hatenablog.com

TB3ハブ経由でデイジーチェーン接続することも可能だったが、電力消費や接続安定性・TB3帯域の消費も鑑みて、2ポートあるT14sのThunderbolt4端子に直接接続。、Zwiftや動画エンコードするときだけ繋いで利用している。

デイジーチェーン運用していた時期もあったが、認識したりしなかったりが煩わしかった。

オカモト シルフィー

定番なので書くことがない。ヘッドレストがあるとShokzの骨伝導イヤホンが使いづらいので無しのモデルを選んだくらいか。

入力IF系

キーボード・トラックボール

肩凝り解消に分割キーボードは効いた。トラックボールは定番のM575を中央に置いて満足しているが、最近はもっとポジションを動かさずに済む方法はないかと考えているところ。

ペンタブ

プレゼンでスライドに書き込む用。顔をカメラに向けたままにできるので、板タブ派。

整理整頓系

山崎実業 デスク下 天板ケーブルラック ロング

適当な配線のまま、正面から見たときにケーブルを隠せるナイスな構造

2024年の新顔。これまでは、ハブやディスプレイの巨大なACアダプタを飲み込みつつ、モニターアームと干渉しない直付けケーブルラックを探せずにいた。

PCに接続しないが電源は食うデバイス(Pixel Standなど)もあって、口数の多い電源タップが必須だったこともあり、拡張性と放熱性を考えてワイヤーラックに結束バンド留めをして、モニターアームクランプの穴に吊り下げていたのがこれまでのスタイル。柔軟性は高かったが見た目は捨てていた。

浮いていればいいんだよという哲学のもと構成したケーブルたち

高さと容量、ケーブル出口の柔軟性を持ち、前面板を取り外せるこのケーブルラックのおかげで、配線が見えない形に再整理。アームクランプの位置も制限が外れ非常に使いやすくなった。

内部の雑然とした状態はそのまま

珪藻土コースター付きカップホルダー

集成材の弱点である水分をデスク上から逃がす

2024年新顔。

溝を切ってあるコースターでも、張り付きからは逃れられなかったが、これで完全に解決。

机の上に水滴がついたり、こぼしたりする事故も防げてお得だった。

ケーブル整頓

ハブやeGPUにつないでいる着脱が頻繁なThunderboltケーブルはマグネット付きでノートPCトレイに貼り付け。

それ以外の配線を整理するだけのケーブルクリップと使い分けている。ゆくゆくはケーブルダクトなんかも使って、電源タップとLANケーブルもスッキリ隠したいところ。

ティッシュボックス

昇降デスクの脚にマグネットで装着するタイプのホルダー。

普段は目に入らないところなので、最低限のホールド機能だけをもった山崎実業製品を。

まとめ

生活に余裕が出てきたせいか、今年は見た目を改善するグッズが増えた。

モニタが5年ほど使っている古いものなので、そろそろハブと合わせて来年にも交換か…?

情報分電盤の無い家でルーター・ONUを隠しながら壁掛けTVの配線をした

ルーターの棚を無くしてリビングの見た目をスッキリさせたい、子供がケーブルをいじれないようにしたい、ルンバからケーブルを遠ざけたい…

様々な理由がありつつ、我が家ではこのすべてを実現するために、独身時代に妻が持っていたフルHD未満の化石TVリプレイスがついに決定した。

あまり広くないリビングを有効活用しつつ、キッチンからも見えるようにしたいという要望をかなえるため、壁掛け金具DIY設置を決意。

白羽の矢が立ったのは、スタープラチナのTVセッターフリースタイルだ。

  • ケーブルは配線モールで隠す
  • ルーターONUをTVの陰に隠す(自分のエゴ)
  • 無線APを高いところにセットして効率UP(自分のエゴ)
  • ツールドフランスを4K視聴する(夫婦のエゴ)

という要望をかなえるのがメインだが、金具そのものに小物入れが搭載されており、ここを情報分電盤のケーブルエリアに見立てて、ゴチャつく部分を隠してしまおうという目論見。

作業自体は下地を探して下穴をあけてネジ止めするだけなので、気楽だ

イクラックを壁に直付けした経験を活かし、金具そのものの設置は楽々終了。

下地探しやマスキングテープ、水準器に電動ドリルドライバー(インパクトまでは不要)があれば充分マニュアル通り作業できる。ドリルビットは何故か我が家に何種類もあるので困ることがない。

配線

今回重要になるのは配線設計。

可能な限り配線をテレビ裏で完結させるべく、小型の延長コードとUSB ACアダプタを組み合わせて壁掛け金具の小物入れ内から電源を取る。

ONU・無線AP・Switchbot Hub miniはUSB電源で稼働できるので、床近くのコンセントからはテレビ用・延長コード・ルーターの3本取り出しで済ませた。

電源に加えて、ONU用の光ケーブルと、1F無線AP・自室につながるLANケーブルをコンセント付近から引っ張る。さすがにここまでくると2系統必要だったので、垂直に上るところだけは配線隠しは2連。

LANコンセントは後付け時の制約上、アンテナ線から遠くになっている

あとは配線モールで地道にケーブル類を隠していく。

中華グッズの例にもれず、付属両面テープは全く役に立たないので、最初から3Mの剥がせる壁紙用両面テープを使うことを強くお勧めする。

大抵の壁掛けグッズには、アンカー付きの木ねじが付属しているが、家庭用ルーターの重量を支えるには大仰すぎるため、ピンフックを用いて固定。耐荷重1kgあれば充分。

あれやこれやして、高いところにブリッジモードのeeroを設置、ONUルーターは背面に隠れる構成を実現できた。LANケーブルはいい感じの長さの柔らかい物に買い替え。

外側からは配線モールと無線APしか見せない

エアコンの気流が直接当たるので、熱対策も完璧

注文住宅であれば、情報分電盤や物置の一部を使って回線をまとめるところだが、気の利いていない戸建てでもテレビ裏の空間を使って、最大限配線と機器を隠ぺいすることができた。

特に、熱対策については閉鎖空間ではなくエアコンの冷風も直接当たる今回の構成の方が明らかにいいだろう。一般的には情報分電盤やそれに類する部分のエリア排気はちゃんと設計されているんだろうか?

断熱やら配線にこだわっていくと、必然的に住宅系Youtube動画を見まくることになり上っ面の知識だけはついてくる。ローン控除終わる10年後くらいに理想の家を建てられたらいいなと思わなくもない

OpenAPI-typescriptで家計の割り勘スクリプトのコードを改善

我が家は共働きで、財布はそれぞれで管理しつつ生活費は収入に応じて大まかに按分するという運用をしています。

支出した生活費はすべて一元的に記録し、按分割合を掛けて月末に清算することで、個人支出の自由度と公平性を両立して、その気になれば後から調査・支出分析も可能というGoodな仕組みになっています。

割り勘の記録については、様々なサービスがありますが、Splitwiseを採用しています。

www.splitwise.com

明細ひとつひとつに傾斜割合をつけることができるので、今回の要件にはぴったりです。

ただ、「自動で50:50以外の傾斜割合を設定する」という機能はSplitwise Pro(月700円/人)が必要。夫婦二人で月1400円は決して安くない出費です、しかも利用目的が傾斜を自動設定するだけ。

現行ソリューション

SplitwiseにはAPIアクセスは無料でついてくるというクソデカメリットがあります。というか、これがSplitwise採用最大の理由です。

そこで、最低限動作する形で自宅グループの最新レコードを取得し、すべての明細に負担割合を設定しなおすLambda関数を作成することで、Proプランなしに家庭内の按分割合を自動で設定することができています。

github.com

1日で作ったので、とりあえず家庭内利用に問題ないレベルだけで実装されており、2時間ごとにGetExpensesで返ってくる直近20件の明細のみを対象に動作し、結果は自分のSlackワークスペースにログが残るという単純なシステムです。コアロジック(金額計算)以外のテストコードはありません。

2時間以内に20件以上の家庭出費が発生することは考えづらく、インプットデータはSplitwiseのアプリ内でバリデーションされるという前提に立っているので、はっきり言って雑な実装ですが1年以上うまく動作していました。

レガシーコード改善

非常にいい感じに働いていてくれたのですが、ある日「グループIDを指定して取得しているのにグループIDがNullのデータが混入する」というSplitwise側で謎のエラーが発生した結果、この関数も処理中にコケてしまいました。更に悪いことに、発覚が1週間以上遅れたため20件以上のレコードが積み上がり、過去分の再実行に一苦労しました。

ちょうどt-wadaさんの実録レガシーコード改善を読んで意識が高まっていたので、まごうことなきレガシーコードであるこの関数をTDDで改善していきます

speakerdeck.com

  • TDDによるモダナイズを体験する
  • openapi-typescriptを利用してタイプセーフなコードを書く
  • エラー時にSlack経由で自分にメンションを飛ばし、検知を早める

もともとSwaggerのAPI定義は公開されていたのですが、当時はTSの型定義にうまく変換できずにいたために、anyでお茶を濁していたのですが、そうも言っていられないので今回はキッチリやることが目標です。

序であり結:型を追加する

まずテストを増やしたいところですが、TypeScriptの恩恵で対処できる部分を先に潰しておきます。

結論から言うとこれだけでやりたいことがほぼ終わってしまいました…テストは異常系を追加してログの出力確認をしたのみです

使ったものはOpenAPI-typescript

github.com

OpenAPIの定義ファイルからd.tsファイルを生成してくれるので、typesディレクトリに突っ込んでターンエンド。

こんな感じでAPIのパスごとに型がついているので、呼び出してanyを全部潰していきます。

エラーが無くなるまで書き直して、イケてない関数名などを直して終了。

テスト書き始めたころに作っていた単体テストからは、環境変数依存を無くしてテストしやすくしてDone。

建売住宅断熱への道① コンセントからの冷気流入をDIYで塞ぐ

エアコンを止めるとあっという間に家が(暑くなる|寒くなる)…

日本の戸建て住宅は、2024年からようやく新築の省エネ基準が高くなりはじめ、認証がない新築は住宅ローン減税の対象外になりはじめている。

とはいえ、既存住宅の大半は薄い壁・スカスカの構造であり、UA値やC値なんぞ知ったことではないという建物が大半だろう。

我が家も多分に漏れず、長期優良やBELSの星など取っていない建売住宅だ。

気密が怪しく、換気はショートサーキットを起こしているっぽいし、エアコンを入れても何となく冷気が床に出てくる。そんな家だったが、冷気のもとをたどると、どうやらコンセント・スイッチボックス周りから冷たい空気が染み出しているっぽいことがわかった。

断熱気密を謳わない住宅ではコンセントカバーを外すと外気に近い温度の空気が流れてくる

カバーを外すと、冷気がブワっと出てくる。

外壁に面している箇所は特に顕著で、こんな場所が部屋に何カ所もあったらそりゃ断熱もクソもないなという状態。

ちゃんとした高断熱・高気密の家はこうした部分の隙間もきっちり加工されて室温が保たれるようになっているのだが、建売のローコスが正義とされる木造住宅ではそんな配慮は存在しない。

そこで、後付けで建売住宅の気密をちょっとマシにしている先人たちに倣って、家中の隙間を減らすことにした。用意するものは、パナソニックの防気カバーと、気密テープだ。

家のすべての箇所をカウントして、2連・3連もあわせて調達。

正しい施工プロセスは、電線を外して防気カバーに突き刺すという手順だが、これは電気工事士の資格が必要な行為。

自宅で自分のためにやる分には大した問題は発生しないと思うが、専門知識が無いと「これだけはやってはいけないライン」というものが分からない。

そんなわけで、無資格でもできる「カバーに切れ込みを入れていい感じに線を通し、隙間はテープで貼り合わせてなかったことにする」という力技をやってみた。

カバーに切れ込みを入れ配線を逃がし、取り付けをイメージする

作業は非常に単純だ。

  1. カバーを外し、ボックスへのねじ止めしてあるフレームを外す
  2. 配線の出ていく方向を見極める
  3. 無理なく配線できる部分から切れ込みを入れる
  4. 配線を逃がしながらカバーを装着する
  5. 気密テープで切れ込みや隙間をふさぐ
  6. ねじ止めしなおしてカバーをつけなおす

これだけ。3連になってくると切れ込みの形状が複雑になりやや大変だが、ほとんどは1連で済むのでトータル作業は2時間ほどで済んだ。

作業は電動ドライバーがあると楽。

配線逃がしの切れ込みを気密テープで塞ぐ

切れ込み効率的に入れて、気密テープで塞ぐ手順は立体パズルを解いているようで楽しくなってくる。

もちろん、正規の作業手順に比べれば、気密度は低い。とはいえ、そもそも家全体の躯体に対する加工をしていないので、作業の丁寧さを多少失ったところで、全体への影響は軽微だろう。

カバーを戻すと、空気の流入が露骨に減ったことが分かる

カバーを付けた状態で手をかざすと、まったく風の流入を感じない。

床にゴロ寝すると寒い気流を感じていた家だが、少なくとも足元と立った時の頭の高さで露骨に温度が変わる…ということはなくなった。

家全体で考えると、コンセントボックスの「穴」の大きさはなかなかのもの。

資材自体は数千円で揃うので、なかなか投資対効果の高い作業だった。

Nest Cam(Battery)にソーラーパネルを追加して電源不要の監視カメラを実現する

Nest Cam(バッテリー)

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Nest CamはGoogleストアで販売しているスマート監視カメラ。 「壁とマウント」「マウントと本体」がマグネットで吸着するため、鉄製の壁なら加工なし、通常の住宅の壁でも強力な下地なしに鉄板さえ追加で張り付ければどこにでも、無段階で角度をつけて取り付けができます。

この無段階というのがミソで、一般的な屋外監視カメラでは、首振りの角度で設置場所の制限が発生するところ、Nest Camはほぼどこにでも設置できて好みの画角に設定できるというメリットがあります。

AnkerやRingのカメラは、上下チルトや左右の振りに制限があり、追加でマウントを買わないと自由度が確保できません。

Pixelシリーズを買った時に大量に付与されるクレジットの使い道として購入して使っていました。デフォルトでは過去3時間のイベントごと録画しか記録できないため、Nest Awareはほぼ必須でしょう。

800円/月に値上がりしたのは痛いですが、顔認識や動画保存はNest Camのメリットを享受するために必須(というよりこれらがなければAnkerやRingでよい)です。

高度な自動化

Google Homeアプリでの自動化にカメラトリガーは実装されていませんが、ベータ版のスクリプトエディタからカメラの人物認識をトリガーにアクションを実行できます。

HomeのスクリプトエディタはWeb版のみアクセス可能です。これで帰宅したら自室の明かりがONになるように設定しています。

home.google.com

スピーカーから任意の音声が流れるようにしても面白いですね。

充電、取り外し、エリア再設定

Nest Awareを契約していると、人物以外にもカメラの物体検知がトリガーされた際にスマートフォンアプリで通知を受けられるのですが、大抵の場合は自宅の敷地外もカメラの映像範囲内に入っていると思います。

そこはどのメーカーでもあると思うのですが、カメラの撮影範囲内の特定のエリアを指定して、通知の有無を設定できます。

これで、自宅敷地内に人が映った場合のみ通知するという、一般的な監視カメラに求められる機能が実現できます。

通知用の検知エリアを設定できるが、充電すると画角が変わるので再設定必須

ただ、Nest Camは本体とバッテリーが一体化しているので、充電の際は本体を取り外してバッテリーを室内で充電する必要があります。

常時電源用のケーブルはあるのですが、AC側が無駄に大きく、一般的な日本家屋の防水コンセントには装着できません。ちゃんとフィードバック受けてるのか?

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しかも、充電のたびに取り外して、充電後に再度マグネット装着をすると画角が変わってしまいます。そうすると、前述のエリア設定も座標がずれてしまうので再設定が必要に…

大体2~3か月でバッテリーがゼロになるので、そのたびに再設定です。めんどい。

ソーラーパネルで充電から解放

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さすがに半年ほど運用して面倒になったので、ソーラーパネルで充電頻度を下げる作戦に出ました。

代償として、1日中日陰の位置には設置できなくなりますが、幸い我が家では排水パイプに装着できそうでした。

パイプは樹脂なので、防犯カメラブラケットを装着してそこにソーラーパネルとNest Camを装着しています。

ブラケットが鉄製なので、Nest Camはぺたっと貼り付けるだけでOKなのがうれしい。

夏場はカメラに高熱アラートが出ていましたが、ソーラーパネルで隠すことで夏場の熱問題の解決も狙ってます。付属ケーブルが無駄に長いですが、日差しから隠れるように巻いてます。

ソーラーパネルによるバッテリー寿命無限大へ

ソーラーパネルを接続するとバッテリーレベルが見えなくなる謎仕様

設置場所は南西側で、南側には隣家があるため冬場の直射日光は午後の数時間しか当たらないという環境。

それでも、10月~2月の間でバッテリーが一度も0にならないという快挙を達成!

寒気が強い日は低温アラートが来ることもありましたが、録画は常に継続できています。夏場はこれからですが、熱による問題を除けば冬より発電量は多いはずなので、年間無充電を計画しています。