今年の冬は寒い。関東の海沿いでも寒い。
今年引っ越した自分は、新居の断熱性能の低さに愕然としていた。なんせ 暖房を27度に設定してすべてのドア・窓・シャッターを締め切っても室温は17度前後なのだ
朝にシャワー・ランニング・Zwiftのバーチャル通勤ライドなど工夫したがそもそもの保温力が低すぎる。陽が差し込む真昼はともかく、夕方は拷問だ。夏のあり得ない暑さもおかしいと思っていたが、おかしいのは物件の方だった。
引っ越すことも考えたが、その他の条件があまりにも良すぎるのでホームセンターで色々と睨めっこして自宅の改造に成功した。
なぜ冷えるのか?
熱は「伝導」「対流」「放射」で移動する。部屋の保温に関しては放射はほぼ関係がないので、伝導と対流に的を絞った対策を行う必要がある。
結論から言うと、「伝導=アルミサッシ・窓対策」「対流=隙間対策」の2点が重要になってくる。
窓・アルミサッシ対策
伝導を防ぐためには中間層を設けて熱が伝わることを防ぐ必要がある。ダウンジャケットが暖かい原理と同じで、暖かい空気と寒い空気の間に空間を作ることで、温度差を維持する。
窓・アルミサッシ共にニトムズの製品を利用した。
重要なのは空気の層の厚さだが、あまり野暮ったくなっても嫌なので、適当な厚さのものをチョイス。 やたら高いプチプチについては疑問もあるかもしれないが、賃貸で糊残りしてしまうことは避けたいので、念には念を入れて水張りタイプをチョイスした。
当然だが外の景色は見えなくなる。この点は1階の住人としては問題なかった。 触ると冷たいアルミサッシとアルミ窓枠にペタペタとフォームテープを張っていく。
とりあえず触っても冷たくはなくなった。 伝導は抑えられているはずなのだが、どうにも実感が湧かない。窓脇にいる際に少し寒くなくなったかな…という程度だ。
隙間対策
これの威力は絶大だった。
窓を閉めた際の隙間にフィットして空気の移動そのものを防いでくれる。
写真のように、窓を閉めた際に当たる部分に対し垂直になるように上から下までビッチリとこのモヘアテープを貼る。
閉じたときに隙間が埋まる。長さが何種類かあるので、自宅の隙間に合うサイズを選ばないと窓が閉まらなくなり、逆効果になってしまう点には注意が必要。
結果
昼間の室温と夜の室温で、夜の方が高くなるという結果を得た。体感的にも明らかに暖かい。(そもそも寒いだろうというツッコミは禁止)
加湿器全力エアコン常時オンサーキュレーター回してこれはもはや電気代ただ垂れ流してるだけでは pic.twitter.com/EjWuVYCD42
— ゲン | 新刊はメロンブックスかKindleで (@gen_sobunya) 2021年1月10日
夜にこの数値…!!! pic.twitter.com/Be7kLSlxoX
— ゲン | 新刊はメロンブックスかKindleで (@gen_sobunya) 2021年1月10日
ちなみに、室温を計っているNatureRemoは顔の高さに設置している。
最後のトドメ
既に暖房の設定温度を下げても未加工の昼間より夜間の方が部屋が暖まっている状態。ここで最後の仕上げとして、足元保温の最強グッズを投入する。
デスク下用のホットカーペットである。 この製品の画期的な点は三面のみならず床にもカーペット部分が存在すること。床の冷たさと足元からの冷気を完全にシャットアウトできるアイデア商品だ。
おまけでブランケットもついてくるので、デスクの下はもはや完全にコタツ。
物件買うときの学び
- 樹脂サッシ
- 床暖房
- 断熱材の厚み
- 二重窓
これらは絶対